枯葉の詩

かさこそと黄金色の光の海に舞っている袢纏木の葉
まだ散り残りをたくさんつけて青空に聳えている

秋の一日うらうらと陽は暖かい
瓢箪塚古墳の上にはらはらと欅の枯葉が舞い積もる
鳥のさえずりを聞きながら願うことは
僕の頭を卵のように割って脳髄を芝生と枯葉の
やさしい絨毯の上に落としたいのだ
生命の唯一の源泉に

柏の葉が透明な冬の光の中をカラカラと乾いた音立てて舞っている
白い葉裏を誇らしげに波打たせているオリーブの その前で
柏の木はカリカリの枯葉をいっぱいつけて平然としている
枯葉の陰には新芽がじっくりと春を促しているんだな

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