池田晶子 不滅の哲学


著者は若松英輔 1968年生まれだからまだ40台の若い批評家

池田晶子の名前は知っていたけど読んだことはない。
彼女の生き方を「不滅の哲学」として紹介している

彼女の哲学の特徴
ソクラテスのロゴスがプラトンに宿ってプラトンは書いた(ロゴスに突き動かされ書かされた)
小林秀雄にほれている(情愛と表現されている) 小林秀雄のロゴスが彼女を通り抜けてゆく
彼女の哲学には律動がある その意味ではポエジーと同じだというたまりにたまったドクサ(ギリシャ語で”考え” 臆見とか通念とかか?)を取り除き事象に魂で向き合えば超越的なものとの出会いがある
超越的なものとはコトバ(ロゴス)である 小林秀雄がゴッホの「烏と麦畑」の複製画を見て
愕然としたものと同じもの。

西脇順三郎の詩学に身を寄せたことがある
ヘーゲルにもほれているかも 読み方が面白いのだ(僕はよんだことない というかカビの生えた哲学者というどこかで植えつけられた偏見を持っていた)

知識人を徹底的に批判してる これもインテリを嫌いぬいていた小林秀雄とそっくりである

今日早速
市立図書館で 「事象そのものへ」と「無敵のソクラテス」を予約した

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